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共同通信
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将棋の公式戦対局で鼻を出してマスクを着け臨時対局規定違反で3回反則負けとなり、出場停止3カ月の処分を受けた日浦市郎八段(57)が、規定は具体的な着用方法を示しておらず、これらの処分は違法だとして日本将棋連盟に今月、約380万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたことが25日、分かった。
日浦八段側は「鼻まで覆うと満足に呼吸できないため不快感を強く覚え、実力が十分に発揮できない。一律な義務付けは合理性を欠く」と訴えている。
将棋連盟は昨年2月、新型コロナウイルスの流行を受け、健康上のやむを得ない理由を除き、対局中はマスクを着用しなければならないとの臨時対局規定を導入。