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共同通信
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【北京共同】中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会が26日、北京で3日間の日程で開会し、全国民を対象とした愛国教育を制度化する「愛国主義教育法」の法案が初めて提案され、審議が始まった。国営中央テレビが伝えた。習近平指導部は共産党一党支配を揺るぎないものにするため、思想教育の徹底を図る考えとみられる。
常務委法制工作委員会は同法について「祖国統一と民族団結に重点を置く」と説明。台湾統一に向けて愛国心を高める狙いもありそうだ。
中国では今年の全国一斉の大学入試「高考」で、作文の試験に習氏の演説が取り上げられ、受験生も習氏の思想を学ぶ必要に迫られている。