厚労省、緊急避妊薬の市販化検討

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共同通信
国内で承認されている緊急避妊薬

 厚生労働省の検討会議は26日、性交直後の服用で望まない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬(アフターピル)」について、一定の要件を満たす薬局に限定し、早ければ夏ごろから調査研究として試験的に販売の運用を開始する案を議論した。医師の処方箋なしに薬局で買える市販化を検討してきた。

 案では試験運用する薬局の要件として、研修を受けた薬剤師が販売する、夜間や土日祝日の対応が可能、近くの産婦人科などと連携できる、個室があるなどプライバシーが確保できる、の四つが挙がった。地域の偏りがないように選定する。

 緊急避妊薬の成分はレボノルゲストレル。性交後72時間以内に飲んで妊娠を高確率で回避する。