「地下鉄サーフィン」で14歳少年死亡
SNSが危険行為の流行あおる
ブルックリン区で22日午後1時45分ごろ、走っている地下鉄の上に乗る「地下鉄サーフィン」をしていた十代の少年が死亡、もう1人が負傷する事故が起きた。ニューヨーク市警(NYPD)が同日、発表した。
ブライアン・クレスポさん(14)とウィディンソン・ガルシアさん(14)は、ブロードウェイ・ジャンクション駅で地下鉄L線マンハッタン方面行き車両の屋根の上に飛び乗った。次のブッシュウィック・アベニュー/アバディーン・ストリート駅に向かう途中、地下鉄が地上からトンネルに入る際に、トンネルに接触し屋根の上から叩き落とされたとみられる。クレスポさんは、現場で死亡を確認。ガルシアさんは、コーエン小児医療センターに搬送された。
アダムズ市長は、十代の若者による危険行為のビデオを公開するソーシャルメディアが、潜在的に致命的な流行をあおっていると非難した。アダムズ氏によれば、2021年から22年にかけて地下鉄サーフィンをした人の数は366%急増したという。3月には、ブロンクス区を走る地下鉄5線で地下鉄サーフィンをしていた14歳の少年が、車両の間に転落し、死亡。その1カ月前には、ウィリアムズバーグ橋を渡る地下鉄で、15歳の少年が死亡した。(22日、ニューヨークポスト)
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