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共同通信
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【サンパウロ共同】台湾と外交関係のある中米グアテマラの大統領選で8月の決選投票に進むことが決まった中道左派ベルナルド・アレバロ元外務次官(64)は27日、当選した場合は中国との貿易を「拡大する必要がある」と地元のラジオ番組で語った。中南米では台湾と断交して中国と国交を結ぶ「断交ドミノ」が続いており、その流れに乗る含みを残した。
アレバロ氏は、グアテマラは「独自の利益に沿った外交」を展開すべきだと強調。「中国と台湾、双方と相互の尊重の中で良好な関係を保つ」ことを目指すとも述べた。
アレバロ氏は反米姿勢で知られたフアン・ホセ・アレバロ元大統領の息子。