河井氏、妻の当選意図否定せず

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共同通信

 2019年参院選広島選挙区の買収事件で懲役3年、追徴金130万円の実刑判決が確定し、服役中の河井克行元法相(60)が27日、公選法違反(被買収)の罪に問われた元広島市議藤田博之被告(85)の広島地裁の公判に証人として出廷した。被告に提供した現金の趣旨は、党勢拡大や陣中見舞いと説明した上で「(参院選で妻の)案里の当選を得たい気持ちが全くなかったわけではない」とも証言した。

 検察側と弁護側双方が証人申請。河井氏は髪を短く切りそろえ、眼鏡をかけたダークスーツ姿で証言台に立ち、後藤有己裁判長に氏名を問われると「河井克行です」とはっきりと答えた。