着衣泳広める取り組み開始

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共同通信
記者会見で「着衣泳」の普及プロジェクトの開始を発表する岩崎恭子さん(中央)=27日、東京都内

 競泳女子平泳ぎの五輪金メダリストの岩崎恭子さん(44)が27日、東京都内で記者会見し、水難事故に備えて服を着たまま水に浮く「着衣泳」の普及プロジェクトの開始を発表した。教室を開催するほか、水難対策について国や地方自治体に提言を行う。

 岩崎さんは、東日本大震災で着衣泳を実践したことで救助された事例を耳にし「事前の知識が大事」とこれまでも普及活動に取り組んできた。今回のプロジェクトではリーダーを務め、専門家などと連携してさらに取り組みを進める。

 岩崎さんは学校のプールの不足や新型コロナウイルス禍の影響で、体験の機会が限られているとも指摘した。