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共同通信
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【ワシントン共同】シャーマン米国務副長官は27日、中国の謝鋒駐米大使と電話会談した。ブリンケン国務長官の訪中を受け、米中の対話を維持する重要性を改めて強調した。ミラー国務省報道官は、両国間の優先課題のほか地域や世界のさまざまな問題について意見を交わしたと説明した。
バイデン大統領は20日、中国の習近平国家主席について「独裁者」と発言し中国の猛反発を招いた。関係安定化に向けた対話に影響が及びかねないとの懸念が出ており、シャーマン氏は火消しも図ったとみられる。
シャーマン氏は引き続き外交を通じ、利害が対立する分野で懸念を提起するとともに、協力の余地がある分野では連携を探る考えを示した。