Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は28日、ワシントンで開かれたシンクタンクのイベントで講演し、南シナ海で中国が周辺国の船舶などへの威嚇行為を増加させていると懸念を表明した。「違法な海洋権益の主張であらゆる国の権利や自由を侵害している」とし、中国に国際法の順守を求めた。
南シナ海は「国際経済にとって不可欠だ」と述べ、平和と安定の確保が重要だと訴えた。
南シナ海に関する重要政策として(1)同盟・友好国と連携し、法に基づく秩序や航行の自由を確保(2)周辺国の海洋状況把握の能力向上を支援(3)米軍艦船を派遣する「航行の自由」作戦展開―を挙げた。