Published by
共同通信
共同通信
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会が西アフリカ・マリの国連平和維持活動(PKO)を終了させる方向で調整していることが28日分かった。半年間かけて要員を撤収させるとの決議案を29日に採決にかけ、採択される見込み。マリの暫定政権がPKO撤退を要請していた。共同通信が決議案を入手した。
採択されれば、2012年のイスラム過激派による北部掌握をきっかけに13年から1万人以上の規模で展開してきたPKOが幕を閉じる。撤退後の治安悪化が懸念されるほか、マリはロシアの民間軍事会社ワグネルと連携しており、武装反乱に絡むワグネルの混乱が波及する恐れもある。