弁護士事務所に殺害予告

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共同通信

 自らトランスジェンダーであることを公表し、性的少数者の権利擁護活動に関わっている弁護士が代表を務める事務所のホームページに今月上旬、殺害予告などのメッセージが送られていたことが28日、分かった。東京弁護士会の松田純一会長が同日に公表した声明で明らかにした。

 声明によると、メッセージは今月3日から5日にかけて断続的に送られ、弁護士の性自認に関する差別用語を使っていたという。弁護士の詳細な属性やメッセージの具体的な表現などは明らかにしていない。

 松田会長は、弁護士への脅迫で業務を妨害する行為に当たると非難し「トランスジェンダーという属性に着目した差別的な動機に基づく犯罪というべきものだ。同じ属性の全ての人に『次は自分が標的となるのではないか』と恐怖心を与える点で、断じて許すことができない」と指摘した。