警官が少年射殺、怒った住民抗議

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共同通信
27日、パリ郊外ナンテールで燃える車(Eva Gueye提供・ロイター=共同)

 【パリ共同】フランス・パリ郊外ナンテールで27日、交通検問中の警察官が、車の停止命令に応じなかった少年(17)を射殺した。事件に怒った住民らが同日夕から翌日未明にかけて警察に抗議、車や建物に火を放つなどした。フランスメディアが伝えた。

 事件当時、少年は交通規則違反で警察官に停車を命じられた。ソーシャルメディアに出回った映像によると、警察官2人のうち1人が少年に銃を突き付け、少年が再び車を発進させた際に至近距離から発砲したとみられる。発砲した警察官は身柄を拘束された。

 ナンテールやほかのパリ郊外の町では住民らが抗議、警察と激しく衝突した。

パリ郊外ナンテールで燃やされた車=28日(ロイター=共同)