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共同通信
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【ニューヨーク共同】28日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比74.08ドル安の3万3852.66ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が追加利上げに積極的な姿勢を示したのを受け、米景気後退を懸念した売り注文が優勢となった。
パウエル氏はこの日の討論会で、物価上昇率がFRB目標の2%まで低下するのは2025年以降になるとの見通しも表明。投資家の間で高金利が長期間続くことへの警戒感も高まった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は続伸し、36.08ポイント高の1万3591.75。
個別銘柄では、保険のトラベラーズや住宅用品販売のホーム・デポの下落が目立った。ITのセールスフォース・ドットコムは買われた。