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共同通信
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【キーウ共同】米シンクタンクの戦争研究所は28日、ロシア民間軍事会社ワグネルの武装反乱の結果、ロシア軍の指揮系統に影響が広がっていると分析した。プーチン政権は逮捕情報が報じられたスロビキン航空宇宙軍総司令官をスケープゴートにして、反乱対応が不十分だった理由を説明し、軍指導部の見直しを正当化する可能性があると予測した。
ワグネル創設者プリゴジン氏はウクライナでのロシアの軍事作戦が失敗していると批判し、ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長の更迭を求めていた。24日の反乱収束後、プーチン大統領がショイグ氏らと開いた会合の動画が公開され、留任させる意思を示唆したとの見方が出ている。
一方、侵攻で統括司令官を務めるゲラシモフ氏は侵攻の副司令官スロビキン氏と共に公に姿を見せなくなっており、臆測が飛び交っている。戦争研究所はプーチン政権がゲラシモフ氏について、名目上の地位は維持しつつ、ウクライナの作戦で担う役割を減らしていく可能性があると分析した。