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共同通信
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30日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=145円台を付けた。昨年11月以来、約7カ月半ぶりの円安ドル高水準。米国の景気が堅調で米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが長期化するとの観測が強まり、日米の金利差拡大を見込んだ円売りドル買いが進んだ。
午前11時現在は前日比49銭円安ドル高の1ドル=144円80~83銭。ユーロは25銭円高ユーロ安の1ユーロ=157円27~31銭。
米商務省が29日発表したGDPの確定値は米国の景気の底堅さを示す内容だった。FRBが再利上げに踏み切るとの見方が広がる一方、日銀は大規模な金融緩和策を維持している。