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共同通信
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新潟県柏崎市沖で1月、新潟海上保安部の巡視船「えちご」が座礁した事故で、新潟簡裁は29日までに、業務上過失往来危険の罪で略式起訴された古賀聡前航海長(51)に罰金30万円の略式命令を出した。20日付。新潟地裁などへの取材で分かった。
新潟区検が12日、同罪で略式起訴していた。
事故は今年1月18日午前6時半ごろ、同県柏崎市沖をパトロール中、灯台の灯火状況を確認しようとして沿岸部に接近し、灯台から約700mの浅瀬に乗り上げた。
第9管区海上保安本部(新潟)は今月21日に公表した調査報告書で「(前航海長が)水深や船の位置の確認などを実施しなかった」ことを原因に挙げていた。