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共同通信
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JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」を使い、他人名義のクレジットカード情報で新幹線特急券と乗車券計20枚を不正に入手したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は30日までに、窃盗や私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、神戸市北区の会社役員林田義介容疑者(55)ら男女4人を逮捕した。
警視庁によると、他に逮捕されたのは、沖縄県豊見城市の保育士池田美貴容疑者(33)と、千葉県船橋市や茨城県潮来市の中国籍の男2人。
林田容疑者は発券のためのQRコードを「複数の中国人グループから買った」と供述。自宅からは200枚以上の特急券と乗車券が見つかり、金券ショップやネットオークションで換金していたとみている。
逮捕容疑は共謀し1月、千葉県に住む20代女性ら2人の名義のカード情報で新幹線特急券など計20枚(販売価格計約9万5千円)を購入し、新大阪駅で発券した疑い。
2人は偽サイトに誘導しIDやパスワードを盗み取る「フィッシング」と呼ばれる手口でカード情報を奪われたとみられる。