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共同通信
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【ワシントン共同】黒人のオバマ元米大統領夫妻(民主党)は29日、最高裁が大学入学選考で出願者を優遇する積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)を違憲と判断したことを受けて声明を発表した。ミシェル夫人は「自分にはどんなチャンスがあるのかと考えている若者のことを思うと胸が張り裂けそうになる」と述べた。
オバマ氏は措置が「完全ではない」とする一方で、夫妻や世代を超えた学生たちが恩恵を受けてきたと指摘。「自分の居場所があることを証明してくれた」とも述べ、違憲判断を残念がった。
トランプ前大統領(共和党)は最高裁の判断を支持する声明を発表し「米国にとって偉大な日になった。目覚ましい能力のある人々がやっと報われる」とした。