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共同通信
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【パリ共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)は29~30日、トランプ前政権時代に脱退した米国の再加入を協議する臨時総会を開いた。加盟193カ国・地域が一堂に会し意見を表明、30日に再加入に関する条件を巡る決議案を採択した。米国の復帰を承認した形で、7月に再加入の見通し。
加盟国の間では、ユネスコ予算の22%に当たる分担金を支払っていた米国の再加入への期待が大きい。バイデン政権は米国が不在の間に中国が影響力を拡大させることを懸念。再加入で中国をけん制する狙い。
臨時総会では、ロシアなど一部の国が円滑な議事進行を遅らせるような質問や発言を繰り返した。