三重県知事「命守れず痛恨極み」

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共同通信

 4歳の三女に暴行し、急性硬膜下血腫で死なせたとして津市の母親が逮捕された事件を受け、三重県の一見勝之知事は30日の県議会で「児童相談所が指導中であったにもかかわらず、子どもの命を守れなかったことは痛恨の極みだ」と述べた。週明け早々に第三者委員会を設置し、検証を開始する方針も明らかにした。

 県によると、母親による養育は難しいとの判断で2019年6月~21年3月、三女を乳児院に入所させる措置が取られていた。解除後の昨年2月に「顔にあざがある」と児相に通告があったが、容疑者が「(三女自ら)ベッドから落ちた」と主張したことなどから、一時保護しなかったという。