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共同通信
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活発化した梅雨前線の影響で、九州や山口県では1日までに、複数地点で1時間降水量が観測史上最多を更新するなど記録的な大雨となった。山口県では未明に線状降水帯が発生。大分県由布市湯布院町では土砂崩れが発生して住宅1棟が流され男性(70)と連絡が取れなくなった。気象庁は、西日本から東日本で引き続き非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に警戒を呼びかけた。
福岡県築上町付近では1日未明、1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表された。気象庁は、九州北部(山口県含む)と南部では1日の日中も線状降水帯が形成される可能性があるとしている。
1時間降水量が最多を更新したのは、山口県下関市豊田で6月30日深夜に106.5ミリ、同県美祢市東厚保と北九州市小倉南区で7月1日未明までにそれぞれ81ミリ、67ミリ。同日午前6時20分時点の24時間降水量は、大分県由布市で383ミリと7月の観測史上1位を記録した。