精神障害の労災認定、過去最多

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共同通信
厚労省などが入る東京・霞が関の中央合同庁舎

 厚生労働省は30日、仕事が原因でうつ病などの精神障害を発症し、2022年度に労災認定を受けたのは710件だったと発表した。前年度より81件多く、統計を始めた1983年度以降の過去最多を4年連続で更新。このうち自殺と自殺未遂は前年度より12人少ない計67人だった。原因別ではパワハラが147件と最多で、改善が進まない職場の実態が改めて浮き彫りになった。

 精神障害の労災請求は前年度比337件増の2683件で過去最多。認定率は35.8%だった。厚労省の担当者は「精神障害も労災となることが知られてきた結果ではないか」と話している。