CIA長官、反乱の責任転嫁警戒

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共同通信
バーンズ米CIA長官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは6月30日、ロシア民間軍事会社ワグネルの武装反乱後、バーンズ米中央情報局(CIA)長官がロシアのナルイシキン対外情報局(SVR)長官に「米国は反乱に関与していない。ロシア内部の問題だ」と電話していたと報じた。反乱の責任をロシアが米国に転嫁することを警戒し、くぎを刺した。

 バイデン大統領は6月26日、ワグネルの反乱に米国や北大西洋条約機構(NATO)は「一切関与していないと明確にした」と強調。「プーチン大統領に欧米やNATOのせいにする口実を与えてはならない」と訴えていた。