ティファニー旗艦店近くで火災 黒煙が上がり一時騒然

 

 

ティファニー旗艦店近くで火災

黒煙が上がり一時騒然

 

柵で囲われた火災現場/30日午前撮影(本紙)
柵で囲われた火災現場/30日午前撮影(本紙)

 

ミッドタウンの地下変電施設が29日、発火する事故があった。隣接するティファニー旗艦店の出入り口付近から黒煙が上がり、辺りは一時騒然となった。その様子を撮影したビデオはSNSに投稿され、話題になっている。負傷者などはなく、ニューヨーク消防本部の消防士が近くのビルを点検している。

このビルは1940年代に建てられ、61年オードリー・ヘプバーンが主演した映画「ティファニーで朝食を」でニューヨーク市の象徴の一つになった。ティファニーの親会社、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは「29日朝、旗艦店近くの地下で火災が発生した。開店前だった。消防局の検査を受け、安全が確認されれば、営業を開始する」と発表した。

旗艦店は改装のため2019年に一時閉鎖。今年4月にリニューアル・オープンしたばかりだった。市のスカイラインをビデオスクリーンで壁に写し出すなど趣向を凝らし、ダミアン・ハーストやジャン=ミシェル・バスキアなどのアート作品も並ぶラグジュアリーな空間の中でショッピングを楽しむことができる。総工費は5億ドルと推定されている。この店舗でティファニーの総売り上げの10%程度を稼ぎ出すという。アンソニー・ルドリュCEOは「売り上げだけでなく、ブランドにとっても最も重要な店舗」と説明している。(29日、ウォール・ストリート・ジャーナル)

 


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