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共同通信
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【パリ共同】フランス・パリ郊外ナンテールで警察官が少年(17)を射殺したことに端を発した暴動で、ダルマナン内相は1日、フランス全土で同日夜に警察官ら4万5千人を動員して警戒に当たると明らかにした。ナンテールでは1日、少年の葬儀が営まれ、数百人が参列した。
ダルマナン氏によると、6月30日夜に激しい暴動が起きた南部マルセイユやリヨンに警察官らを増派した。パリでもシャンゼリゼ通りにソーシャルメディアで暴徒の集結の呼びかけがあったとして警備が強化された。
内務省によると、30日夜に約1300人が拘束され、これまでに拘束されたのは計約2400人に上った。
事件は6月27日に起きた。連日の暴動を受け、マクロン大統領は今月2日からのドイツ公式訪問を延期し、外交にも影響が出始めている。