Published by
共同通信
共同通信
長崎市で2003年、当時4歳の男児が12歳の中1少年に誘拐、殺害された事件から1日で20年となった。男児をしのび現場の近くに建てられた地蔵堂では、地元の住民や学生が静かに手を合わせて追悼し、僧侶が読経をささげた。
地蔵堂を安置した同市の井村啓造さん(76)は取材に「市の中心部で起きた衝撃的な事件だ。20年たっても忘れることはない」と話した。
非行防止のため長崎県警が始めたボランティア事業に参加する学生8人も地蔵堂を訪問。食事を用意したり、勉強を教えたりしている長崎純心大3年の中尾百花さん(20)は「子どもの目線に立って活動していきたい」と語った。