首相の面会相手、安保局長が突出

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共同通信

 岸田文雄首相が今年1~6月の上半期に最も多く面会した相手は、外交・安全保障政策の総合調整を担う秋葉剛男国家安全保障局長で149回と突出した。官邸の側近や外務省幹部が上位を独占。3月のウクライナ電撃訪問、5月のG7広島サミットなど外交案件を重視した首相の姿勢が反映された形だ。

 6月30日までの共同通信の首相動静で面会者を調べた。秋葉氏は、3位の滝沢裕昭前内閣情報官らと共に、ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の弾道ミサイル発射を巡っても頻繁に情勢を報告した。広島サミットや日韓関係修復に携わった外務省の森健良事務次官(4位)、山田重夫、小野啓一両外務審議官(6位と8位)も目立った。