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共同通信
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昨年5月に京都市で起きた事件の強盗容疑で逮捕された今村磨人容疑者(39)と同時期にフィリピンの入管施設に収容された男性が、警視庁に「今村容疑者が施設でルフィを名乗り、電話で『3分以内に終わらせろ』と指示していた」と証言したことが2日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は証言に信ぴょう性があり、今村容疑者が「ルフィ」として京都の事件を指示したことを裏付ける事実とみている。
捜査関係者によると、男性は今村容疑者が京都の事件について「店の真ん中のショーケースを狙え」などと指示する様子を目撃したと証言した。
また、今村容疑者と同時期に収容されていた別の男性(65)が、日本帰国後に国内で預かった現金をフィリピンの関係先を通じて、現地通貨で今村容疑者に渡していたと証言したことも判明した。男性は昨年10月に東京都稲城市の住宅で起きた強盗致傷事件の容疑者などと会っていた疑いがあり、強盗事件で得た金だった可能性がある。