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共同通信
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ロシアの独立系メディア「ドシチ」の元編集長が3日までに米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿し、民間軍事会社ワグネルの武装反乱が起きた6月24日、プーチン大統領が出身地の北西部サンクトペテルブルクでプーチン氏の「金庫番」と呼ばれる富豪のヨットに乗り、地元の祭りを楽しんでいたと指摘した。
寄稿したのはミハイル・ズイガリ氏。プーチン氏に近い複数の関係者の話だとしている。関係者はこの行動について「プーチン氏が現実を把握できていない証拠」だと見ているという。
プーチン氏は6月24日午前、国民向けに緊急テレビ演説を行った。収録場所は不明で、モスクワを離れたとの観測も出たが、ペスコフ大統領報道官は「クレムリンで執務している」と否定した。
ズイガリ氏によると、プーチン氏は同日夜、サンクトペテルブルクで、盟友の実業家ユーリー・コワリチュク氏のヨットから花火などを観覧した。
コワリチュク氏は、1990年代にプーチン氏がサンクトペテルブルク市幹部だった当時からの盟友。