停戦交渉、全土奪還が前提

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共同通信
6月、ウクライナ首都キーウで開かれた記者会見で発言するゼレンスキー大統領(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、ロシアとの停戦について、ウクライナ軍が本来のロシア国境まで達した時に外交交渉の前提が整うと述べた。2014年にロシアが併合した南部クリミア半島や実効支配下に置いた東部ドンバス地域も含め、全土奪還が反転攻勢の目標だと改めて強調した。

 ゼレンスキー氏は首都キーウ(キエフ)を訪れたスペインのサンチェス首相との共同記者会見で、ロシアが侵攻を始めた昨年2月時点の境界は「国境ではない」と訴えた。

 米紙ワシントン・ポストはウクライナ側が主要な領土を奪還し、年内にロシアと停戦交渉を開始する戦略を立てたと報じていた。