日朝、6月に複数回接触か

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共同通信

 【ソウル共同】韓国紙の東亜日報は3日、消息筋の話として、日本と北朝鮮の実務者が6月に中国やシンガポールなどで複数回にわたって水面下で接触したと報じた。日本人拉致問題や高官協議の開催を巡り議論したが、見解の相違が埋まらなかったとしている。

 日本側は接触について事前に米国に伝えたという。北朝鮮は拉致問題は解決済みと主張しており、同紙は日朝対話の進展は難しいとしながらも、利害関係が一致すれば高官協議につながるとの見方を伝えた。

 岸田文雄首相は5月27日、日朝首脳会談実現に向け、直轄のハイレベル協議開催に意欲を示し、北朝鮮はその2日後に外務次官談話を出した。