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共同通信
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【ブリュッセル共同】日本と欧州連合(EU)が13日の定期首脳協議で、安全保障協力を格上げして海洋の安全保障、サイバー攻撃対策や半導体の供給不足対策などで協力するとの共同声明を発表する方向で調整していることが2日、外交筋の話で分かった。中国を念頭にしたインド太平洋での共同訓練や東南アジア諸国の海上警備力の強化でも連携する方針。
日本とフランスやドイツの間では閣僚が安全保障政策を協議する枠組みがあるが、日EUでも閣僚級の定期協議を設ける方向で調整。半導体では、次世代半導体の研究開発でも協力することを検討している。重要物資のサプライチェーン(供給網)強化でも連携する。