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共同通信
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武装反乱を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルは2日、戦闘員の募集活動を1カ月間停止すると通信アプリで発表した。「(ウクライナでの)軍事作戦への一時的不参加と、ベラルーシへの移動のため」と説明している。ワグネルは6月下旬の反乱収束後に募集を再開したと報じられていた。
ワグネルの本部に当たるロシア北西部サンクトペテルブルクのワグネル・センターは1日、看板を外したと発表。「今後も国のために別の形と場所で仕事を続ける」とした。
プーチン大統領は反乱収束後の6月26日の演説で、ワグネル戦闘員は国防省と契約して任務を続けられるし、希望者はベラルーシに行くこともできると明言した。ウォロジン下院議長は今月2日、国防省と契約する大統領の提案に戦闘員の「多くが同意した」と明かした。
ロシア下院のカルタポロフ国防委員長はタス通信に3日、ワグネルのウクライナ侵攻参加停止に伴う新たな動員は「現在も近い将来も必要ない」と発言し「(プーチン)大統領は計画的に契約軍人の募集が行われていると明言した」と述べた。