不適切ひも付け293団体

Published by
共同通信

 加藤勝信厚生労働相は4日の記者会見で、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に別人の医療情報がひも付けられる問題に関し、健康保険組合など全国約3400団体のうち293団体でひも付け方法が不適切だったと発表した。登録時に照合すべき氏名や生年月日、住所などの確認が不十分だった。誤登録に至った事例の有無について、さらに自主点検を求める。

 加藤氏は、不適切だった293団体とは別に1010団体が、正確な作業だったかどうか確認できない部分があったと明らかにした。

 厚労省の集計で、マイナ保険証が本格運用した2021年10月以降、別人情報のひも付けは約7400件確認されている。