厳しい暑さ、片付け急ぐ

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共同通信
土砂崩れで本堂が押しつぶされた浄恩寺で、流れ込んだ泥をかき出す男性=4日午前8時41分、熊本県益城町

 活発化した梅雨前線の影響による記録的な大雨から一夜明けた熊本県は4日、厳しい暑さの中、住民らが後片付けに追われた。土砂崩れで本堂が押しつぶされた益城町の浄恩寺では、門徒や地域住民ら十数人が泥をかき出していた。

 熊本県では3日、午前と午後の2度、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が発生。ピーク時の午後1時時点で県内17市町村の約102万人に避難指示が出された。益城町では複数の河川が氾濫し、床上浸水5件、床下浸水17件の被害を確認された。

 浄恩寺の住職玉春勇樹さん(40)は「一晩たってもまだ受け止めきれない。安全を確保してまた地域の人に集まってもらえる場所にしたい」と話した。