熊本で線状降水帯が相次ぐ

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共同通信

 活発化した梅雨前線の影響で九州では3日、大雨となり、洪水や土砂災害が相次いだ。熊本県では午前と午後の2回、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が発生。益城町などでは、川が氾濫して住宅の浸水被害が相次いだ。気象庁は4日午前にかけて九州南部で線状降水帯が発生する可能性があるとの予測を出し、土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけた。

 3日正午ごろまでの12時間降水量は熊本県山都町で323.5ミリと観測史上最多を更新。九州各地では6月28日ごろから断続的に雨が降り続き、3日午後2時までに大分県日田市で737ミリ、熊本県南阿蘇村で714.5ミリ、宮崎県えびの市で612ミリ。