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共同通信
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【ニューデリー共同】上海協力機構(SCO)は4日、オンラインで首脳会議を開いた。ロシアのプーチン大統領は民間軍事会社ワグネルによる武装反乱後初めて国際会議に参加し、SCO加盟各国が「憲法と国民を守るロシア指導部の行動を支持した」と団結を誇示した。中国の習近平国家主席は米国の対中ロ制裁を批判し「戦略的な意思疎通と協力を強化すべきだ」として、安全保障面で加盟各国との協力強化を訴えた。
議長を務めるインドのモディ首相は、準加盟国だったイランがこの日、正式加盟すると表明し、歓迎する意向を示した。SCOは中ロが主導しており、反米イランを取り込むことで米国への対抗姿勢を強めそうだ。
プーチン氏はウクライナ侵攻を巡り「わが国にハイブリッド戦争が仕掛けられ、不当で大規模な制裁が行われている」と米欧に責任を転嫁し、断固抵抗すると強調した。習氏は「保護主義や一方的な制裁、経済の切り離しに反対する」と語り、米国をけん制。「地域の長期的な安定は共通の責任だ」として連携の必要性を指摘した。