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共同通信
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【ソウル共同】韓国軍は5日、北朝鮮が5月に「軍事偵察衛星」打ち上げに失敗し黄海に落下した発射体の残骸の引き揚げを終了したと発表した。回収した衛星の主要部分を米韓両国の専門家が分析した結果、偵察衛星として軍事利用するに値する性能は「全くない」と評価した。
韓国軍は「発射の瞬間から追跡し落下の海域を推定して引き揚げ作戦を遂行し、多数の残骸を引き揚げた」と強調した。
北朝鮮は5月31日に軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載した新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」を打ち上げた後、失敗を認めた。韓国軍は6月中旬にロケット2段目とみられる残骸を引き揚げたと発表していた。