奈良知事、公約通り退職金ゼロに

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共同通信

 奈良県議会は4日、山下真知事の退職手当を全額カットする条例を全会一致で可決した。県によると、1期4年務めた場合は約3500万円。「身を切る改革」を掲げる日本維新の会公認知事として提出していた。維新県議団が出した議員報酬2割削減の条例改正案は、反対多数で否決された。

 議会閉会後、山下氏は記者団に「トップ自ら襟を正し、行財政改革を進めるため公約に掲げた。可決され、大変うれしい」と述べて歓迎した。

 県議会は定数43で、14人の維新は過半数に届かない。自民、公明両党などは議員報酬の条例案採決で反対に回った。