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共同通信
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名古屋港のコンテナ搬入を一元管理するシステムを運営する名古屋港運協会は5日、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」にシステムが感染し、障害が発生していると明らかにした。サイバー攻撃を受けたとみて、愛知県警が捜査している。同港は貨物取扱量が全国一で自動車など製造業への影響が懸念される。
1999年にシステムを導入後、名古屋港で大規模な障害が発生したのは初めてという。県警によると「金銭を払えばシステムを復旧する」という趣旨のメッセージが協会宛てに届いた。
協会によると、障害は4日午前6時半ごろ発生。トレーラーへのコンテナの積み降ろしができない状況が続いている。