サメに噛まれる事故相次ぐ
ロングアイランド南海岸で5件も
米国東海岸のビーチで、遊泳者がサメに噛まれる事故が相次いでいる。ニューヨーク州ロングアイランドの南海岸では3日と4日にかけて5件発生した。被害者はいずれも命に別状はない。
警察当局によると、ファイヤーアイランド沖でサーフィンをしていた15歳の少年が3日夜、サメにかかとや足の親指を噛まれて負傷。近くの病院に入院した。同日にはロバート・モーゼス州立公園のビーチで15歳の少女も噛み傷を負った。
当局がドローンで偵察したところ4日午前8時、沖合でサメの群れを発見。体長が10フィートにもなるイタチザメ(タイガーシャーク)の可能性が高いという。同日には47歳の男性が右膝を、49歳の男性が右腕を噛まれて病院に搬送された。ファイアーアイランドではその後、50歳代の女性も襲われて軽傷を負っている。
サメが挑発行為なしに襲撃するのはまれだが、ニューヨーク州では昨年、史上最多の8件起きている。餌を求めて海岸に近づくようだ。遭遇を避けるには、明るい水着や輝く宝石類を着用しないこと。目撃したら慌てず、その場で静止してみると、サメが好奇心を失い、泳ぎ去ることがある。襲撃してくるような場合は、逃げる。あるいは鼻の頭を強打するのが効果的だと専門家はアドバイスしている。(5日、NBCニュース)
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