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共同通信
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京都府亀岡市の桂川(通称保津川)で3月、舟が転覆し船頭2人が死亡した事故で、観光客向け川下りを運航する保津川遊船企業組合は9日、再発防止と安全運航に向けた祈願式典を市内で行った。運休が続く川下りは12日の再開を目指す。
式典には組合に所属する船頭ら関係者約130人が出席し、亡くなった2人に黙とうをささげた。豊田知八代表理事は「事故で失った信用をどう取り戻せるか自問自答しながら、再発防止策を講じてきた。安全な運航で2人の命に報いたい」と話した。
雨で水量が増えたため、組合は式典後に予定していた試験運航を取りやめた。今後の天候次第では再開がずれ込む可能性もあるとしている。