Published by
共同通信
共同通信
5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で首脳らと対面した広島市の被爆者小倉桂子さん(85)が8日、平和学習で同市を訪れた米国のボウリンググリーン州立大の学生約10人に英語で被爆体験を語った。「核兵器を廃絶するには、あなたたちの力が必要。被爆者は近い将来いなくなってしまうが、私の話を持ち帰って伝えてほしい」と呼びかけた。
サミット期間中、小倉さんは原爆資料館でバイデン米大統領らG7首脳や、ウクライナのゼレンスキー大統領と面会。多くの子どもたちが被爆後10年以上たってから亡くなったことや、被爆者が放射能の影響におびえ続けていることを伝えたと明かした。