7月8日 編集後記
“今年の夏は、暑さと視界不良???
(だから、Summer Break & Vacation!!!)”
編集部が気になった1週間の出来事
NY市で小さな虫が大量発生 衣服付着で呼吸大変、アブラムシの一種?
人間に無害とはいえ、アブラムシの大量発生は喜ばしくないニュース。この虫を食べる他の昆虫も大量発生する可能性があるとのこと。(編集部 I)
荷物盗難、トラック往来減少の実証実験 公共ロッカーを歩道に設置へーNY市
NY市の交通局によると、市では毎日約9万個もの荷物が、紛失や盗難されているそうです。(編集部 A)
NY市、猛暑対策不十分 グリーンインフラ拡充も
今年の夏は例年よりも暑いとのことで、自分でも熱中症対策など気をつけたい。(編集部 W)
編集後記 “今年の夏は、暑さと視界不良???(だから、Summer Break & Vacation!!!)”
皆さん、一週間お疲れさまでした。今週は、火曜日が独立記念日で休みということもあり、短かったですね。その一方で、30℃越えの日が続き、いよいよ夏本番という感じになってきましたね。この夏は、例年より暑くなると予想されているそうですし。(夏が“例年より暑い”のは、毎年のような気がしなくもないですが。。。)
今週は再びNYの大気汚染が問題になった週でもありました。カナダの山火事によるもの(先月ほどひどくはなかったですが。。。)、独立記念日の花火によるもの、そして金曜には、光化学スモッグによる大気汚染が取り上げられました。おまけに、小さな虫(アブラムシの一種?)も大量発生し、口や鼻から簡単に体内に入るため、呼吸するのが大変という記事もありました。(無害とはいえ、口に入ると気持ちのいいもんではないですよね。。。)
一方で、アメリカの景気も、依然として、“hot”ですね。上半期において、テック中心のナスダック市場は+30%以上も上昇し、1983年以来最高のパフォーマンスとなりました。(昨年-33.1%下がったということがあるにしても。。。)金曜の雇用統計では、6月新規雇用者数が、前月と市場予想をともに下回ったものの、依然としてパンデミック前の平均を上回る水準でした。失業率も3.6%に下がりましたし、平均時給も前年比+4.4%上昇しています。(直近の消費者物価指数が、前年比+4.0%、コア指数が+5.3%であることを考えると、この上昇率も適切なような気がしますが。。。)
この結果を受けて、市場では、今月末を含む後2回0.25%ずつ利上げし、政策金利を5.5 – 5.75%まで引き上げることがベースになってきていますし、30年固定住宅ローンの平均金利も、再び7.2%まで上昇しました。(ちなみに、ゼロ金利時代の2年前は、3.1%でした。)
これだけの金利上昇にも関わらず、当初想定されていたような景気後退や債務過多企業の倒産も起こっておらず、逆に低格付け債のパフォーマンスが好調であることを考えると、まだ世の中が、利上げの影響を十分に消化しきれていないのかもしれません。(なにしろ1980年代以来の速度での利上げペースですし。)そう考えると、今後は、アップサイドよりも、ダウンサイドの方が気になり、先行きの不透明感はさらに高まっているように感じます。
ただ、NYのいいところは、からっとしているので、夕方になると気持ちいいですね。Air Qualityが悪いのも恒常的でもないですし。先週は、Yankee Stadiumに行ってきたのですが、日陰からみていると、ビールと風のサポートもあり、とても気持ちよく、いいリフレッシュになりました。やはり、これだけ暑くて、視界も不良だと、少しそんな環境から距離をおいて、スッキリとした気持ちでいることも大事ですね。
ではよい週末をお過ごしください。
編集部より
今週の1枚
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