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共同通信
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強い毒を持つ南米原産の特定外来生物「コカミアリ」が初めて国内に侵入した事例が岡山県で確認されたことが11日、政府関係者への取材で分かった。いったん定着すると急速に増殖して分布を広げる恐れがあるため、水際対策の強化が急務になる。毒針に刺されると熱を感じる激しい痛みが生じるほか、海外では家畜が刺されるなどの被害が出ている。
政府関係者によると、コカミアリが見つかったのは岡山県内の港湾のコンテナヤード。海外から届き、国内を経由し再び海外に出る予定の貨物コンテナに付着していた。専門家による現地調査を踏まえ環境省が12日にも詳細を公表する。