24年大統領選にらみ、延期要請

Published by
共同通信
米ネバダ州ラスベガスでの集会で話すトランプ前大統領=8日(AP=共同)

 【ワシントン共同】私邸への機密文書持ち出し事件で起訴されたトランプ前米大統領の弁護人は10日、南部フロリダ州の連邦地裁に対し、検察側が求める12月の初公判は早過ぎるとして延期を要請した。米メディアが11日伝えた。24年大統領選に出馬表明していることや、機密文書に絡む事件の特殊性を理由に挙げた。

 前大統領が判決言い渡しを24年11月の大統領選後に持ち込み、有罪となった場合には当選後に自らを恩赦したり、自身が指名する司法長官に起訴を取り下げさせたりすることを狙っているとの見方が出ている。初公判の期日は連邦地裁が当初8月14日に設定。検察側は12月11日にするよう求めていた。