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共同通信
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【ワシントン共同】中国のハッカー集団が米国務省のメールアカウントを5~6月に攻撃した事件で、米主要メディアは13日までに、複数の米当局者の話として対象にはレモンド商務長官のメールアカウントも含まれていたと報じた。機密情報の流出はなかった。連邦捜査局(FBI)が捜査している。
米中関係はブリンケン国務長官やイエレン財務長官が相次いで訪中するなど対話加速の機運が高まっているが、米閣僚を標的にした中国のハッカー攻撃発覚が新たな火種になる可能性がある。
レモンド氏はバイデン政権による半導体技術の対中輸出規制を主導しており、中国政府は米国の対中戦略を理解する上で鍵を握る人物とみている。