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共同通信
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JAXAが開発する小型固体燃料ロケット「イプシロンS」のエンジン燃焼試験が14日午前、秋田県の能代ロケット実験場で行われたが直後に爆発を起こした。JAXAの井元隆行プロジェクトマネジャーは午後、報道陣に、エンジンを覆うモーターケース(圧力容器)が壊れた可能性があると説明した。
井元氏は「非常に残念だ。原因を究明し設計に反映する」とし、爆発で壊れた真空燃焼試験棟を修復して実験をやり直す考えを示した。
井元氏によると、容器の内部には大気圧の70倍近い7メガパスカル弱の圧力がかかっている。試験で異常な燃焼が起き、本来は耐えられるはずなのに破壊が起きた可能性がある。
データを見直したところ、午前9時ごろの実験開始から57秒後に一瞬、圧力がゼロになった。井元氏は「恐らく異常が起きて圧力が下がったのではないかと思う」と指摘した。
実験に用いたエンジンは全長3.2メートル、直径2.5メートル。従来のイプシロンロケットの2段目エンジンより約3トン多い約18トンの燃料を積んでいる。