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共同通信
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【ヘルシンキ共同】バイデン米大統領は13日までの欧州訪問で、米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)の結束を成果としてアピールした。加盟を急ぐウクライナとのすきま風やクラスター(集束)弾供与を巡るNATO内の温度差が見られたが、粘り強く協調を演出し、対ロ包囲網の維持に全力を挙げた。
バイデン政権が腐心するのが、ウクライナによる反転攻勢の成功と、NATO結束の両立だ。民間人を巻き込む危険があり一部同盟国が同意しないクラスター弾の供与を決断した際には事前に理解を求め、根回しした。