高校生失明で停職1カ月

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共同通信

 沖縄県沖縄市で2022年1月、走行中のバイクを止めようとした際、乗っていた男子高校生=当時(17)=に警棒が接触し、右目を失明させるけがを負わせたとして、県警は14日、警務課付の前田光介巡査(31)を停職1カ月の懲戒処分にした。

 県警は昨年11月、特別公務員暴行陵虐致傷容疑で書類送検。今年6月に那覇地検が業務上過失傷害の罪で在宅起訴した。

 県警によると、夜間に点灯する棒を使うなどの注意義務を怠り、重大な結果を招いたことが処分理由。壱岐恭秀警務部長は「再発を防止し、信頼回復に努める」とコメントを発表した。

 捜査関係者によると、前田被告は宮崎県警から特別出向している。